株式投資で最も大切なのは「株価のトレンドに逆らわない売買をする」事です。以下、勝つための秘訣を紹介します。
株式投資では数多くの指標やサインがありますが、「株価のトレンド」を正確に見極める事は投資の勝敗を左右します。株価のトレンドとは、株価が上向いているのか、下向いているのか、又は横ばいなのかという「株価の方向性」を意味します。「株価の方向性」を把握する事は、株式投資をする上で最も重要な判断材料の一つになります。新規投資銘柄を探すには、まず株価が上がろうとしているのか、下げようとしているのか、又は横ばいなのかという「株価のトレンド」を基準に探さなければなりません。保有中の株式についてもトレンドをみる事で、売買タイミングをはかるといった投資判断の手掛かりになります。
株式投資では、株価のトレンドに沿った売買をすれば勝てます。株式投資では、銘柄分析、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析などにおいて数え切れないほどの手法がありますが、一番大事なのは「株価のトレンドに沿った売買をする」事です。極端な話、他の分析手法や指標を無視しても「株価のトレンド」にだけ頼った投資をすればほとんどの場合儲ける事ができるのです。
株価の「トレンド」とは、「エスカレーター」の様なものです。デパートで「上がり」のエスカレーターに乗れば上へ行けるし、「下り」のエスカレーターに乗れば下へ行きます。又、空港の「平らな」エスカレーターでは横方向にしか行けません。下りや横のエスカレーターで上へ行こうとしてもなかなか上へ行けない様に、エスカレーターの方向、つまり「トレンド」に逆らった投資をしても良い結果は出ないのです。ですから、株式投資においては、いかに「上がり」のエスカレーターを見つけてそれに乗る事ができるかが勝つ為に必要な事なのです。
株式投資の勝敗を左右する「株価のトレンド」ですが、意外にも「トレンド」を見極める事は難しくありません。株価のトレンドは「移動平均線」を見ればすぐわかります。移動平均線が上昇しているか、下降しているか、又は横ばいなのかを見れば「株価のトレンド」はわかります。厳密には株価のトレンドは、一定期間の株価の高値又は安値を結ぶ線を引いた「サポートライン」ともいえますが、極端な話では「移動平均線の方向」と考えても差し支えありません。
「移動平均線」とは、ある一定期間の株価の終値を合計し平均化した株価を結んだ線です。日足、週足、月足などのローソク足の期間の長さに応じて、5日、25日、13週、26週、9ヶ月、24ヶ月移動平均線の様に使用されます。一つのチャートでも異なる2期間の移動平均線が使用されるのが普通で、日足チャートなら5日と25日移動平均線、週足チャートなら13週と26週移動平均線という具合に短期・長期組み合わせて使用されます。